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  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える8

    A 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は①葛藤である。 
    B 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は②洞察である。
    C 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は①計画から問題解決へ、人工知能は②洞察である。
    D 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は②洞察である。 
    E 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は②洞察である。
       
    結果
     言語の認知の出力「安心と忍耐」が情報の認知の入力となり、まず何かに反応する。次に、その反応が情報の認知で新情報となり、結局、この場面では、一旦は問題解決に至るため、「安心と忍耐」が「葛藤と洞察」からなる組みと相互に作用する。
     記憶については、A、B、C、D、Eすべてが長期記憶になる。この場面では作者の不眠について父に相談することで精神症状と相互に作用するため、ヘッセの執筆脳は、葛藤に特徴があることになる。

     なお、横にスライドする際、間間に新しいカラムを立てることで信号を増やすことができる。結果がより詳細になることも期待できる。試してもらいたい。 

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える7

    【連想分析2】

    表3 情報の認知 

    A 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1、人工知能 1
    B 表2と同じ。情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2、人工知能 2
    C 表2と同じ。情報の認知1 2、情報の認知2 1、情報の認知3 1、人工知能 2
    D 表2と同じ。情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2、人工知能 2
    E 表2と同じ。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2、人工知能 2

    分析例
    (1)“Schön ist die Jugend”執筆時のヘッセの脳の活動を「葛藤と洞察」という組からなると考えている。彼の文体が内面の葛藤を表現できるようなことばを開示するためである。
    (2)情報の認知1(感覚情報)
    感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、①ベースとプロファイル、②グループ化、③その他の反応である。
    (3)情報の認知2(記憶と学習)
    外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。また、未知の情報はカテゴリー化されて、経験を通した学習につながる。このプロセルのカラムの特徴は、①旧情報、②新情報である。
    (4)情報の認知3(計画、問題解決)  
    受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、①計画から問題解決へ、②問題未解決から推論へ、である。  
    (5)人工知能1 執筆脳を「葛藤と洞察」としているため、母の半生と感情の表出が重要となり、そこに専門家としての調節が効力を発揮する。①記憶、②感情、③その他

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える6

    分析例

    (1)不眠について父に相談する場面。
    (2)文法2テンスとアスペクト、1は現在形、2は過去形、3は未来形、4は現在進行形、5は現在完了形、6は過去進行形、7は過去完了形。 
    (3)意味1 1視覚、2聴覚、3味覚、4嗅覚、5触覚、意味2 喜怒哀楽、意味3 洞察 1あり2なし、意味4 振舞いの1直示と2隠喩。

    テキスト共生の公式

    (1)言語の認知による購読脳の組み合わせを「安心と忍耐」にする。不眠について父に相談する。良いことを考えれば、我慢できるという。 
    (2)文法2のテンスとアスペクトや意味1の五感には、一応ダイナミズムがある。また、連想分析1の各行の「安心と忍耐」を次のように特定する。
     
    A安心と忍耐=テンスは現在形、視覚、哀、洞察なし、隠喩。 
    B安心と忍耐=テンスは現在形+過去形、触覚、哀、洞察あり、直示。
    C安心と忍耐=テンスは現在形+過去形、視覚、哀、洞察あり、直示。
    D安心と忍耐=テンスは過去形、視覚、楽、洞察あり、直示。  
    E安心と忍耐=テンスは過去形、視覚、哀、洞察あり、直示。
     
    結果 上記場面は、「安心と忍耐」という購読脳の条件を満たしている。

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える5

    【連想分析1】

    表2 言語の認知(文法と意味) 不眠について父に相談する場面

    A Wie die Umstände lagen, konnte bei meiner leichtlebigen Jugend die Trauer nicht gar lange anhalten. Doch war ich mehrere Tage für keine Lustbarkeit zu haben, lief einsame Wege durch die Wälder, lag lange gedankenlos traurig im Hause herum und phantasierte abends bei geschlossenen Fenstern auf der Geige.
    文法2 1、意味1 1、意味2 3、意味3 2、意味4 1

    B „Fehlt dir etwas, mein Junge?“ sagte mein Papa zu mir und legte mir die Hand auf die Schulter. „Ich habe schlecht geschlafen“, antwortete ich, ohne zu lügen. Mehr brachte ich nicht heraus. Er aber sagte nun etwas, das mir später oft wieder einfiel. 文法2 1+2、意味1 5、意味2 3、意味3 1、意味4 1

    C „Eine schlaflose Nacht“, sagte er, “ist immer eine lästige Sache. Aber sie ist erträglich, wenn man gute Gedanken hat. Wenn man daliegt und nicht schläft, ist man leicht ärgerlich und denkt an ärgerliche Dinge. Aber man kann auch seinen Willen brauchen und Gutes denken.“ „Kann man? Fragte ich. Denn ich hatte in den letzten Jahren am Vorhandensein des freien Willens zu weifeln begonnen. „Ja, man kann“, sagte mein Vater nachdrücklich. 文法2 1+2、意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1

    D Die Stunde, in der ich nach mehreren schweigsamen und bitteren Tagen zuerst wieder mich und mein Leid vergaß, mit andern lebte und froh war, ist mir noch deutlich in Erinnerung. Wir saß alle im Wohnyimmer beim Nachmittagskaffee, nur Fritz fehlte. Die andern waren munter und gesprächig, ich aber hielt den Mund und nahm nicht teil, obwohl ich im geheimen schon wieder ein Bedrürfnis nach Rede und Verkehr spürte.
    文法2 2、意味1 1、意味2 4、意味3 1、意味4 1

    E Wie es jungen Leuten geht, hatte ich meine Schmery mit einer Schutzmauer von Schweigen und abwehrendem Trotz umgeben, die andern hatten mich nach dem guten Brauch unseres Hauses in Ruhe gelassen und meine sichtbare Verstimmung respektiert, und nun fand ich den Entschluß nicht, meine Mauer einzureißen, und spielte, was eben noch echt undt notwendig gewesen war, als eine Rolle weiter, mich selber langweilend und auch beschämt über die kurze Dauer meiner Kasteiung.
    文法2 2、意味1 1、意味2 3、意味3 1、意味4 1

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える4

    3 データベースの作成・分析

     データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
     こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容は、それぞれの言語ごとに構文と意味を解析し、何かの組を作ればよい。しかし、共生は、作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。 

    【データベースの作成】

    表1 “Schön ist die Jugend”のデータベースのカラム
    文法1 態 能動、受動、使役。
    文法2 時制、相 現在、過去、未来、進行形、完了形。
    文法3 様相 可能、推量、義務、必然。
    意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
    意味2 喜怒哀楽 喜怒哀楽。
    意味3 洞察 あり、なし。
    意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
    医学情報 病跡学との接点 受容と共生の共有点。構文や意味の解析から得た組「安心と忍耐」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
    記憶 短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述) 作品から読み取れる記憶を拾う。長期記憶は陳述と非陳述に分類される。
    情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化またはその他の反応。
    情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報は、学習につながるためカテゴリー化する。記憶の型として、短期、作業記憶、長期を考える。
    情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
    人工知能 葛藤と洞察 エキスパートシステム 精神内部で異なる方向の力同士が衝突している状態。およびよく見通すこと。

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える3

     ユングの心理学については、魯迅の「阿Q正伝」を分析した際に、説明したことがある。(花村2015)ユングは、忘却や抑圧といった個人的無意識により意識されなくなった知覚に対して、個人を超越した普遍的な集合的無意識を提唱した。ユングの心理学は、人間の中にある心象を意識と関連づけることにより、人格全体を回復させようとする。つまり、「秩序」-「無秩序」-「より高次の秩序」という過程で人間の心をとらえていく。エゴ(自我)には一定の秩序があるため、そこに意識が生まれ、その周囲に無秩序状態の無意識があり、それらが統合されてより高次の秩序セルフ(自己)が生まれる。
     自身の運命を見出し自分の中でそれを生かしきる自己発見は、ヘッセの小説においてメインテーマであった。シュバーベンの敬虔主義の精神で育ったヘッセは、Rothmann(1981)によると、総じて敬虔な環境に固執するより改宗することで身を守り、マオルブロン修道院でプロテスタントの神学セミナーから逃亡したにもかかわらず、敬虔主義による内面への道に留まることで、宗教的な衝動から自叙伝風の精神の記録を書いた。
     文学との関係が崩れたヘッセは、試験的にことばによる手法を用いた。美学的な名誉心を捨てて詩作をせず、まさに告白をした。彼の告白は、わかりやすい宗教のような人生哲学を持っており、様々な再生復活の体験となった。
     “Schön ist die Jugend”の購読脳は「安心と忍耐」とし、精神分析の治療の中で患者が抱えている心理的葛藤や性格または考え方の偏りについて、患者自身の洞察により人格構造を変化させたため、執筆脳を「葛藤と洞察」にする。そこでこの小論のシナジーのメタファーは、「ヘッセと葛藤」になる。

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える2

    2 ヘッセの“Schön ist die Jugend”のLのストーリー

     ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)の“Schön ist die Jugend” (青春は美わし)は、1916年にFischerから出版された。立派な人になろうと社会の中で自分の居場所を探してから、故郷にある両親の家に戻る青年時代の自分を題材にしている。外国のとある場所に出かける前の、過ぎ去る夏の数か月が描かれている。詳細で和やかで気持ちのいいことばを用いて子供時代の思い出や健全な家族の安心感を描き、危機と痛みの時代を忍耐強く形にした。
     しかし、感情豊かな物語は、当時のヘッセの生活状況と極端に対立している。1916年、父の死や夫人の発病により結婚生活が崩れ、末の息子も病気になった。第一次世界大戦のさなかドイツの捕虜救援機関でも働いた。戦争に対する不安やストレスも強く、精神障害を発症し、ユング学派のL.B.Langの下で精神分析の治療を受ける。この精神分析が内面の葛藤を表現できるようにことばを開示し、佐藤(1979)によると、ヘッセの作品の構成や展開に重要な役割を果たしている。以降、ヘッセの作風に変化がみられたのも当然である。

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”で執筆脳を考える1

    1 先行研究

     文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
     執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875-1955)、魯迅(1881-1936)、森鴎外(1862-1922)の執筆脳に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923-2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。
     筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。言語の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なお、Lのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。
     メゾのデータを束ねて何やら予測が立てば、言語分析や翻訳そして資格に基づくミクロと医学も含めたリスクや観察の社会論からなるマクロとを合わせて、広義の意味でシナジーのメタファーが作られる。

    花村嘉英(2020)「ヘルマン・ヘッセの“Schön ist die Jugend”の執筆脳について」より

  • ハインリッヒ・マンの「Die Branzilla」で執筆脳を考える8

    5 まとめ  
     
     受容の読みによる「真の人間性と多重性」という出力は、すぐに共生の読みの入力となる。続けて、データベースの問題解決の場面を考察すると、「多層とニューラルネットワーク」という人間の脳の活動と結びつき、その後、信号のフォーカスは、購読脳の出力のポジションに戻る。この分析を繰り返すことにより、「ハインリヒ・マンと多重の綾」というシナジーのメタファーが見えてくる。 
     この種の実験をおよそ100人の作家で試みている。その際、日本人と外国人60人対40人、男女比4対1、ノーベル賞作家30人を目安に対照言語が独日であることから非英語の比較を意識してできるだけ日本語以外で英語が突出しないように心掛けている。

    参考文献

    甘利俊一 ニューロコンピューター読本 サイエンス社 1990
    日本成人病予防協会監修 健康管理士一般指導員受験対策講座3 心の健康管理 ヘルスケア出版 2014
    花村嘉英 計算文学入門-Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
    花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品-魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015 
    花村嘉英 日语教育计划书-面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム-中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 東南大学出版社 2017
    花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁/戈迪默 ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
    花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方-トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日语教学研究会上海分会論文集 2018  
    花村嘉英 川端康成の「雪国」に見る執筆脳について-「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 中国日语教学研究会上海分会論文集 華東理工大学出版社 2019 
    花村嘉英 社会学の観点からマクロの文学を考察する-危機管理者としての作家について 中国日语教学研究会上海分会論文集 2020
    藤本淳雄他 ドイツ文学史 東京大学出版会 1981
    佐藤晃一 ドイツ文学史 明治書院 1979
    手塚富雄 ドイツ文学案内 岩波文庫 1981
    Heinrich Mann Die Branzilla Reclam 1981
    Kurt Rothmann Kleine Geschichte der deutschen Literatur Reclam 1981
    Ulrich Weisstein Nachwort für den Tyrann Reclam 1981
    https://tmytokai.github.io/open-ed/activity/dlearning/text02/page02.html(多層ニューラルネットワーク)

  • ハインリッヒ・マンの「Die Branzilla」で執筆脳を考える7

    A 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は①多層である。 
    B 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は①多層である。
    C 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は①多層である。
    D 情報の認知1は③その他の反応、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へ、人工知能は①多層である。 
    E 情報の認知1は③グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は①計画から問題解決へ、人工知能は①多層である。 
       
    結果
     言語の認知の出力「真の人間性と多重性」が情報の認知の入力となり、まず何かに反応する。次に、その反応が情報の認知で新情報となり、結局、この場面では、問題未解決のままだが推論が続き、「真の人間性と多重性」が「多層とニューラルネットワーク」からなる組みと相互に作用している。

     なお、横にスライドする際、間間に新しいカラムを立てることで信号を増やすことができる。結果がより詳細になることも期待できる。試してもらいたい。 

    花村嘉英(2020)「ハインリッヒ・マンの『Die Branzilla』の執筆脳について」より