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島崎藤村の「千曲川のスケッチ」で執筆脳を考える-自然や文化の観察者の立場から2
2 詩から散文へ 先行詩集「若菜集」が1887年(M30)8月に出版された。仙台に移った前年9月から半年ほど…
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島崎藤村の「千曲川のスケッチ」で執筆脳を考える-自然や文化の観察者の立場から1
1 先行研究 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは11
6 今後について 購読脳の出力「無と創造」と執筆脳のゴール「創造と目的達成型の認知発達」を調節するために、存…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは10
場面A分析例 愛を意味する表現があり人格形成もある(無と創造のカラム)。視覚と聴覚の情報は、グループ化とし、顔…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは9
表1は、駒子が三味線の稽古をしている場面である。駒子と島村は、やり取りをしている間に、お互いに気持ちの整理が…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは8
表1 データベースからの抜粋 A 三曲目に都鳥を弾きはじめた頃は、その曲の艶な柔らかさのせいもあって、島村はも…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは7
5 データベースの作成と分析 「雪国」のデータベースを作成する際、カラムが文理でリレーショナルになるように並…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは6
川端のいう無は、愛と組むと止揚するため、すでに存在しており、将来もしかりである。こう考えると、愛と組むと止揚…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは5
主人公は、実体となりそもそも存在し、主人公を理想の型に入れて加工しながら育てる世界に個物がある。これが川端の…
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川端康成の『雪国』から見えてくるシナジーのメタファーとは4
4 認知発達型ロボティックス 従来のロボティックスは、知能と身体の合体を目指していた。しかし、知能の組み込み…